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保守右派、20年ぶりについに大結集!
~‘月足らず’と悪口してきたYS(金泳三元大統領)が朴槿恵支持に回った事情~
尹昶重
(2012.12.4)

 新たに感動する。大韓民国の現代政治史を30年以上観察してきたジャーナリストの一人として、保守右派が大結集する、大韓民国の現代政治史で本当に珍しい現象が起きている場面らに!

 朴正煕大統領との悪い因縁、そしてその娘の朴槿恵とも不便な関係だった上道洞の金泳三(YS)元大統領が、朴槿恵に向かって‘月足らず’と毒舌を浴びせたYSが朴槿恵支持を宣言し、朴槿恵の従兄弟の夫でありながらも事あるごとに拗れてきた青丘同の‘政治9段’の金鍾泌が朴槿恵支持を宣言し、李会昌が2007年の大統領選挙の時無所属で出馬して朴槿恵の三成洞自宅を3回も訪ねたが門前払いされた“三成洞の屈辱”にもかかわらず支持宣言し、セヌリ党の前身だったハンナラ党を家出していろんな政党を転々した李仁済が15年ぶりに戻り、‘独裁者の娘’と非難して生涯の仇として過ごすと見られた‘国民意地悪’の李在五が自分の側近である元特任次官の金海鎮を通じて支持を宣言!

 これで今まで自己満足で生き、選挙のたびに目立ちたいという思いで分かれた保守右派勢力が事実上完璧に再結集した!
 
 1992年YS(金泳三)が大統領選挙に出馬してからちょうど20年ぶりに、大韓民国の保守右派勢力は朴槿恵支持のためについに‘団結’した。
 
 1990年1月22日、YSは自分の民主党を率いて当時の大統領である盧泰愚の民正党、JP(金鍾泌)の共和党と3党合党したが、民正党と共和党の核心勢力の離党と造反で千辛万苦の末に大統領に当選した。
 
 YSが死力を尽くして政権党(民自党)の大統領候補になるや李鍾賛、朴泰俊、朴哲彦、金復東などの民正党系の実力者たちや金龍煥など共和系の実力者たちは、YSがあれほど引き止めたのにも“YS大統領反対”を叫んで離党して金大中へ行ったり、当時新党を作って大統領選挙に挑戦した鄭周永の国民党へ行ってしまった。保守右派の大分裂!
 
 YS?我慢する人間でない。執権するや彼らに徹底して政治報復をした。永遠に戻れないように!
 
 この“反YS勢力”は、その5年後の1997年の大統領選挙で一部は保守右派陣営に復帰するが、ほとんどがDJ(金大中)を大統領にするのに加わって、当時の与党だったハンナラ党の大統領選候補李会昌の当選を阻止した。
 
 金鍾泌がDJとDJP連合で一つになり、当時大統領だったYSは事あるごとに衝突してきた李会昌を嫌って彼を支援せず傍観どころか、逆にDJ(金大中)の執権に協力的で、そこに朴泰俊と李鍾賛までDJ陣営に合流した。もっと致命的だったのは、李仁済がハンナラ党を離党して独自で出馬して完走したことで李会昌から500万票を奪ったこと!
 
 2002年の大統領選挙にも出た李会昌は、このような保守右派の分裂構図を全く改善できず連覇!
 
 左派勢力に政権を10年間も許して、ついにMB(李明博)が2007年の選挙で保守右派の単一候補に固まるようだったが、再びMBを震わせた人物がまさに李会昌。彼は大統領選挙をわずか43日後に控えて急に3回目に挑戦して15.1%を獲得する異変を記録した。
もし、民主党の大統領候補の鄭東泳がもう少しましだったら大統領になったはず!

 こういう保守右派の分裂の主人公だった歴戦の勇士たち全員が今度朴槿恵の方に帰宅したから、実に20年ぶりだ。なぜだろうか?非常に興味深い分析対象になれる。

 何が彼らを朴槿恵の方に集結させただろうか?それは盧武鉉!盧武鉉トラウマ(trauma)だ!朴槿恵が必ず好きではないが、だからと言って盧武鉉の分身、盧武鉉のアバターが執権する?本当にそうなる悪夢は大韓民国を考えれば考えるほど悪夢だ。
 
 文在寅が朴槿恵を倒すため(死んだ)‘朴正煕’を呼び出して攻撃したのが、思いのほか盧武鉉を転生させて、自ら“盧武鉉の枠”に嵌まってしまった!

 朴槿恵を‘月足らず’と扱き下ろしてきたYS、‘月足らず’とは早産で母の腹から七ヶ月で産まれたという悪態だが、そういう朴槿恵でも良いから、“盧武鉉のアバター”が大統領になることだけは阻止せねばならないと共感しているため、全員が朴槿恵支持に出た!
 
 李在五までも“政権を再創出してこそ国家発展の流れが中断されない。指導者を誤って選んで失敗した過去の政権に戻ることは、国家と国民に大きな不幸を予告することだ”と支持を宣言。
 
 朴槿恵が気に食わなかった保守右派らが、野党候補として安哲秀でなく文在寅が決まるや、全面帰宅して団結した!保守右派がついに20年ぶりに結集した。
 
 選挙には運が伴わねばならない筈。それで、生涯3回も大統領選挙に挑戦したDJの語録に、“大統領は天が出すもの。”
 
 文在寅は、朴正煕を墓から掘り出して斬首しようとしたことをいつまでも後悔するようになるかも知れない。その日が遠くないようだ。
 
 尹昶重(尹昶重のコラム世相代表/政治コラムニスト/前文化日報論説室長)
 
 
http://blog.naver.com/cjyoon1305 2012.12.03 09:56